Emma Watson

略歴

エマ・ワトソンはイギリス人の俳優、活動家です。小説『ハリー・ポッター』シリーズの実写版として世界中で大成功を収めた映画シリーズでハーマイオニー・グレンジャー役を演じ、世間の注目を集めました。現在は世界で最も人気のある俳優かつ最も知名度の高い活動家の一人と認識されています。2011年から2014年に出演した映画作品には、『マリリン 7日間の恋』、『ウォールフラワー』、『ブリングリング』、『ノア　約束の舟』、『美女と野獣』などがあり、最新作はグレタ・ガーウィグ監督作品『ストーリー・オブ・マイライフ　わたしの若草物語』です。

2014年5月、ブラウン大学にて英文学学位を取得。

同年UN Women親善大使に任命され、男女平等の推進に男性を巻き込むことを目指したイニシアチブ「HeForShe」を立ち上げました。この活動が認められ、2015年にはタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました。

2016年にはフェミニストのためのブッククラブ「Our Shared Shelf」を立ち上げました。

活動団体タイムズ・アップのエンターテインメント運営委員会の一員も務め、同団体のセクシャルハラスメント撲滅運動を英国にもたらし、2018年の英国アカデミー賞（BAFTA）授賞式でのキャンペーン展開の指揮をとり、エンターテインメント業界に関わる何百人もの女性のネットワークを構築。

この女性運動から新たに生まれたのが、英国の団体ROSAが主催し、エマ・ワトソンが立ち上げたタイムズ・アップUKのジャスティス・アンド・イクオリティ基金で、彼女はここに100万ポンドを寄付。この分野の専門団体に資金援助を行い、女性に対するハラスメントや虐待、またこれらの行為を罰しない文化を終わらせることを目的としています。
さらに、英国映画協会（BFI）や英国映画テレビ芸術アカデミー（BAFTA）、助言仲裁斡旋機構（ACAS）、その他の主要団体と共に英国の業界全体で適用されるハラスメントやいじめについての新たなガイドラインの導入に貢献。

2019年、フランスのエマニュエル・マクロン大統領によりG7の男女平等諮問委員会に招待されました。また、サステナブルなファッションを推進する先駆者でもあり、アパレルブランドのサステナビリティに関する評価を消費者が調べることができる携帯アプリ、Good On Youのサポーターになっています。2018年にはオーストラリア版VOGUE誌のゲストエディターを務め、持続可能な開発や責任ある消費に関する特集を手がけました。

2020年6月より、ケリングの取締役を務め、2023年12月31日に行われる財務諸表に対する承認を求める年次総会の終結をもって任期満了となります。